G-1グランプリ結果速報

3/26にLIVEGATE東京で行なわれたG-1グランプリ2005の結果は以下の通り。
優勝:魔龍
準優勝:JOE TESSY
第三位:Q太郎
第四位:マーク・ランデブー

闘いの軌跡
■一回戦第一試合:○魔龍 VS ヤン×
戦前の予想を覆しブランクの長いヤンが大健闘。課題曲「Grandprix」が往年得意としていたネオクラ系のメタルだったこともあり激しいフルピッキングで魔龍に猛攻を仕掛けるが魔龍の流麗なフレーズの前に惜敗。
■一回戦第二試合:○Q太郎 VS タナブ×
正体不明の覆面ギタリスト、タナブが全国区で活躍する現役ロックギタリストQ太郎に反則無しの真っ向勝負を挑み潔く玉砕。試合後「止めてくれ」と懇願するタナブのマスクを無慈悲にもQ太郎が引き剥がした。
■一回戦第三試合:×パンスターズ煮号 VS マーク・ランデブー×
会場に感動の渦を巻き起こした今大会のベストバウトの一つがこれ。ネオクラ系課題曲「Grandprix」をバックに両者のハイテク系フレーズが交錯する。この激戦を制したのはマーク・ランデブーだった。だが、楽屋ではパンスターズ煮号最速説も根強く「無冠の帝王」としての脅威を印象づけた。
■一回戦第四試合:○JOE TESSY VS シン×
本試合はJOE TESSYの不戦勝。

■準決勝第一試合:○魔龍 VS Q太郎×
一回戦とはうって変わってスローな課題曲「Fast one」をバックに両者のメロディアスなギターソロがはじまるが中盤から魔龍が猛烈な加速を見せ決勝戦に名乗りをあげた。
■準決勝第二試合:○JOE TESSY VS マーク・ランデブー×
一回戦を不戦勝で勝ち上がったJOE TESSYだが叙情的な展開の中ではギターを「唄わせる」力の違いを見せつけた。音数を繰り出すランデブーだがTESSYの瞬間的な高速フレーズの前に散った。

■決勝戦:○魔龍 VS JOE TESSY×
今大会唯一生バンドをバックに行なわれた決勝戦。テーマは「Aのメジャーブルース」。初っ端から全開の両雄のプレイにスタンディングオベーションの嵐が巻き起こった。まさにギターファンにとって至福とも言える60小節は瞬く間に終わってしまった。「もっと聴いていたい...」誰もがそう思った決勝戦。今大会に賭ける魔龍の執念が土壇場のしのぎ合いで勝利を呼び込んだ。激戦を静止初代王者の座を勝ち取ったのは「歌舞伎町のギタードラゴン」、魔龍だった。